第9夜 真夜中の公衆トイレで!! [華麗なる酔っぱらい]
わたくしたちのお仕事は休憩や、お昼休みが決まっていない。
お客様からいつ代行依頼があるかわからないからだ
いってみれば、お客様から依頼があるときは実働時間で、依頼がない時はない時で代行をお探しのお客様を探してあっちをうろうろ、こっちをうろうろ
つまり休憩やお昼休みはあってないようなものなのだ!!
なのでご飯を食べにグルメなお店に寄ることなどできないお仕事なのである
だから、だいたい早くテイクアウトできるファーストフードか、コンビニの食べ物ですます
(んでもって、太るのである)
空腹は気合でなんとか誤魔化せるのだが、トイレだけは我慢が出来ない!!
なので暗黙の了解でトイレだけは開いている時間に限り、急いで行ってこなければならない。
(大の方は時間がかかるので一応、仕事中にするのはタブーです)
小の方でもぎりぎりまで我慢して、もうあかん!!ってなってからトイレに駆け込みます
そこで注意するのが、コンビニやガソリンスタンドなどの真夜中でも自由にトイレを借りられる場所。
やっといけるぞ!!と足早にトイレに向かって行って誰かが入っていたりすると、大変なことになります。
(わたくしは一度、極限状態でコンビニのトイレに入れなくって、手を洗うとことにやっちゃおうかと思った事もありました)
なのでわたくしたちは、主に人気のない真夜中の公園の公衆トイレを好むのである。
そんなある日、事件が起こりました!!(ティティティ、ティティティ、ティーティ~♪)
時間は丑三つ時、地元でも真夜中は誰も近づかない、いわくつきの公園の公衆トイレ
わたくしは怖々入っていきました。
ギリギリまで我慢しているので、用を足すまでは準備に全力集中していましたが
用を足している時ふと感じたのです・・・
後方から視線を!!
誰かにみられている!!
しかも、人では何かに!!
おそるおそる静かにゆっくり振り返りました・・・
何だこれ!!怖!!
最初はピントが合わなかったのだがよく見てみると・・・
コンセントではないか!!(びっくりさせんなよも~)
実は、ギャグっぽく書いているが実際は、声を出し腰をぬかすほどビビってしまった。
(だって、壁に顔がついてると思ったのさ)
多分急いでトイレに入り、横目でなんとなく見ていたが急いでいたためにスル―し
用を足した安心感で思い出したのであろう・・・
それにしてもスクリームなコンセントである。
みなさんも真夜中の公衆トイレには気を付けてください。
第8夜 「わたしはね、見えるのよ!!」 [華麗なる酔っぱらい]
今回のお客様は、50代半ばの女性
そんなに酔ってるようには見えないが、居酒屋から午前1時ごろ代行スタート!!
わたくし「お客様、おかえりはどちらまでですか?」
お客さん「あの世・・・」
わたくし「・・・・・」(この手のブラックジョークには1拍おくのがよい)
わたくし「まだまだ早いですよ、あと100年がんばりましょ」(切り返しも忘れない)
お客さん「100年は無理よ、○○までお願いします」
初対面で初めての会話では、マジかギャグかわからないので怖い!!
その後は普通の会話をしていたのだが、帰路も半ばをすぎたころ突然
お客さん「わたしはね、小さいころから霊感が強く、見えるのよ!!」
お客さん「あなたの右肩にね、ぼんやりと・・・」
わたくし「アマガエルですか」(以前に言われたことがある)
お客さん「ばかなこと言わないの!!あなた最近、身近な人が亡くなった?」
(前半の一言で、ギャグ路線が完全に途絶える、マジな話がしたいらしい)
わたくし「うーーーーん、どうだろう」(完全にだれもいない、みな元気に生きている)
お客さん「お友達でもいいのよ、会社の人とか?」
ここで会話を止めるといけないと思い、とっさに架空の友人が一年前に亡くなったことにして
会話を続けることにした
わたくし「そういえば、長く合ってない友人が一年前になくなりました。」
お客さん「やっぱり、男、女どっち?」
わたくし「?????」(見えてるんじゃないんか~い)
わたくし「お、男です」
お客さん「名前は?」
わたくし「?????」(ぜんぶ聞くんか~い)
わたくし「西村君(架空の人物)です」
お客さん「やっぱり、西村って名乗ってるわ」
わたくし「?????」(会話もできるんか~い)
わたくし、この時点で笑わないように必死でした
誘導尋問ですらなく直接聞くという新手のやり方に度肝をぬかれました
太股をつねりながらがんばって運転をつづけましたが、実際肩は震えていたと思う(もちろんおかしくて)
幸い、お客さんは運転席の後ろのシートに座っていたのでばれてはいないと思う・・・
するとお客さんちょっと失礼と言い、わたくしの頭をポンポン叩き始めました(木魚を叩くようなリズムで)
お客さん「あなた、結婚してる?」
わたくし「いえ、まだです」
お客さん「西村君が早く結婚しなさいと言ってるわ」(よけいなお世話である)
わたくし「はい」
お客さん「あなた、どこか体で悪いとこある?」
わたくし「特にないです」
お客さん「西村君が特に心配はいらないって」(はぁ?)
お客さん「あなた、彼女いる?」
わたくし「い、いません」
お客さん「西村君がすぐにできるから心配しないでって言ってるわ」(へぇ~)
ずーとこの調子である
そのうち高価な壷や数珠でも買わされるのかしらん?と思っていたら無事ご自宅に到着
車庫入れも終わり、お会計になった時である、いきなり
お客さん「いつもなら3千円で見てるのだけど今日は特別タダにしてあげる」
(もしかして、代行料金を安くするためにやったのか??なんていやらしい)
わたくし「ありがとうございます!!2300円になります!!」
(いたさ爆発的な感じでお礼を言い、正規の料金を要求)
〝ちょっとなにこの子〟的な感じでしぶしぶ料金を払っていただきました
きっとお客さん、黄色い髪のおじさんや、着物着た胡散臭い太っちょのような人たちが好きなのだろう・・・
エンターテイメントとして見るのはいいがマジトーンはちょっと・・・
なかなか面白い体験でした、世の中にはいろんな人がいますね
第7夜 かしこい奥様!! [華麗なる酔っぱらい]
今回のお客さんは40代の奥様だ
時間は午後11時ごろ
依頼場所はイオンモールの立体駐車場3階
車両番号をたよりに立体駐車場3階へ
3階に着くと、車両スペースではなく通路側左に止めてあるではないか
わたくし「おまたせしました~、○○代行で~す」
奥 様 「あ、代行さん、待ってました!!」
奥 様 「実はちょっと問題がありまして・・・」
聞けば奥様、まったくお酒は飲まれてないそうだ。
なぜ代行を呼んだかというと・・・
なんと車がぶっ壊れているのである!!
フットブレーキがぶっ壊れているのだ!!
様子を確かめるため、運転席へ・・・
ギアをドライブに入れ(オートマ車)フットブレーキを踏んでみる
ブーーーーンとエンジンが上がり、車はなんとか止まろうとするものの、なかなか止まらない
(フットブレーキを踏むとなぜかアクセルを踏んだみたいに、回転数があがるのだ)
ここでちと補足
普通車には3種類のブレーキがあります
・エンジンブレーキ
(アクセルを踏んでいない時のギア比による減速 走行中使用率15%)
・サイドブレーキ
(主に停止時に車が動かないように固定するブレーキ 走行中使用率0%)
・フットブレーキ
(車を減速する際主に使用するブレーキ 走行中使用率85%)
もどります・・・
とりあえず、フットブレーキが効かない・・・
走るが止まれない・・・
奥 様 「買い物が終わって家に帰ろうとしたら、こうなっていたんです」
奥 様 「さっきJAFに連絡して説明聞いたら、なんだか高くって・・・」
つまりJAFに頼むより代行の方が経済的なのだ!!
奥 様 「おねがいできますでしょうか?・・・」
ここで断ってしまっては男がすたる!!ってなわけで引き受けたのだが、何かあればすべて運転手であるわたくしの責任である
こわごわ、アクセルを踏み、すばやく、サイドブレーキを踏むの繰り返し
(めんどくさいことに、手で引くサイドブレーキではなく、足で踏むタイプだった)
このサイドブレーキ、本来走行中に使うものではないので、制動距離がながい、ながい。
感覚的には「電車でGO」で駅に止まるような感じです
なんとか5キロさきのお客様宅へ無事帰ることができました
それにしてもこんなことがあるなんて・・・
後日、奥様からお礼があり、詳しく故障原因を聞くとコンピューターがおかしくなっていたそうな
電気系統の故障は怖いですね!!
第6夜 接客業に天井なし!! [華麗なる酔っぱらい]
日付が変わる少し前、某居酒屋チェーンより代行依頼を受け、颯爽とお客様をお迎えに向かいました
お店に声かけし、待つこと10分ぐらい
お客さん(40代 男性)が出てきました
さっそく車のキーを受け取り、お帰り先を聞くと現在地より5,6キロ先の住宅街
車に乗り込み、エンジンをかけて、いざ出発!!
わたくし「ルートは○○号線を通って、ローソンから右に入っていく感じでよろしいですか?」お客さん 「うん、それでいいよ、よろしくね」わたくし「かしこまりました」お客さん 「あ、それとローソンで買い物していいかな?」わたくし「かしこまりました、それではローソンで一時停車いたします」お客さん 「よろしく~」
お客さんは安心したのか、その後すぐにおやすみになりました。
住宅街に入る処にあるローソンに到着、さっそくお客さんを起こすわたくし
わたくし「お客さん、ローソンに着きましたよ」お客さん「・・・」
なかなか起きない、あきらめずもう一度
わたくし「お客さ~ん、ローソンに着きましたよ~」お客さん「・・・う~~、もう着いたの?ちょっと待ってて煙草買ってくる」わたくし「かしこまりました、ここでお待ちしてます。」
すこしおやすみした為か、お客さんけっこう酔いがまわり、ふらふらで店内へ
お買い物を終え、車内に戻ってくるお客さん
お客さん「じゃー出発しようか、そこ右ね、少し行って左に」わたくし「はい、かしこまりました」
その後、お客さんの言うとおり住宅街を4,5回右左折を繰り返した後のことである!!いきなり!!
お客さん「ちょっとストーーップ!!ここどこ???」わたくし「はい!?」(目が点、言っている意味が解らなかった)お客さん「ここ俺ん家じゃねーよ!!どこ向かってるの!?」わたくし「すみません、お客さんのご指示通り走ってきましたが?」(トラブルにならないよう下手にやさしく言いました)お客さん「さっきのローソンに戻って!!」
理不尽である、全くもって理不尽である
でもお客様は、華麗なる酔っぱらいである。
こんなことで怒ったり、気落ちしても仕事にならない、根気強く接客しなければ運転代行は務まらないのである!!
再度ローソンに戻り、ふたたびお客さんの指示のもと住宅街を走りました。
お客さん「ストップ!!ストップ!!ここどこよー!!君、遠回りしてない?」わたくし「いいえ、お客さんの言うとおり走っているのですが・・・」(ここまできたら、お客さんが間違ってることを教えなければいけないのだが伝え方を間違えばトラブルになってしまうのである、つらいぜ接客業!!)(この時わたくしはもしかしたら、華麗なる酔っぱらいの悪い冗談かコントをやってて、ツッコミを待っているのでは、と思ったが眼がマジだ!!)
わたくし「お客様、よろしければご住所頂けますでしょうか、ナビでご自宅まで向かいます」お客さん「もういいよ!!ここで清算して!!」
ここで、清算してしまったら、わたくしの代行としてのポリシー(無事自宅まで送り届けること)に反するので、何とか食下り
わたくし「お客様、飲酒運転は犯罪です、なんとか私にご自宅まで・・・」(この時点でお客さん、自分が悪いことに気づいていたと想う)お客さん「もういいから!降りて!!」
その後2,3やり取りはありましたが、結局、途中で代行終了となりました。
もっと、わたくしの言い回しや態度がお客さんにとってソー・マッチなものであれば、気持ちよくご自宅までお送りできたのに、わたくしの接客対応を悔やむ一件でした。
この件以来お客様が、何を求めているのか?を追求する毎日です。
サービス業、接客業に天井無し!!
第5夜 眠たいときの対処法!! [華麗なる酔っぱらい]
深夜勤の悩みといえばやはり眠気であろう
我々みたいに車を運転する業種にとっては命にかかわる大問題である
この眠気というもの、まるで呪いのようなもので、一度その呪いに掛かると
「眠たいな~」と頭で認識していても、どうしてなかなか治らない
気持ちのいい底なし沼にゆっくりはまってゆくような
いけないことと解っていながら悪事をはたらいてしまうような
へんな感覚になってしまうのである。
わたくしは睡眠を必ず7時間はとる方ではあるが、バイオリズムのなす技か?たまにお客様の車で眠気に襲われるときがある
そこで数年前から眠気に勝つ方法を探しているのだが(主にお客さんとの会話の中で)
人それぞれ対処法があるらしくリサーチの結果をあげると
・大きな声で一人カラオケ
・大音量で音楽を聞く
・ガムをかむ(ブラックブラック的なやつ)
・コーヒーを飲む
・ほっぺを平手打ち
・ふとももをつねる
・ラジオにツッコミを入れる
などなど十人十色である・・・
わたくしはお客様の車の中なので、迷惑になるようなことは出来ないし
出来そうなことはいろいろ試してみたのだが、それほど効果がない
(ガムや音楽など、一定のリズムを発するやつは逆に眠気を誘うので注意!!)
先日、長距離トラック運転手を20年以上勤めている方を代行したときにいろいろ聞いてみました
一番有効なのは、草加せんべいをバリバリ食べること。だそうで
かたいものをバリバリ食べると、振動が脳にも伝わるらしくかなり効果的らしい
が!!わたくしはお客様のお車でせんべいを食べることはできない・・・
そこで、お勧めは出来ない究極の技(禁じ手)を教えてもらった。
それは、「奥歯で舌を咬む」だそうだ
噛むのではなく咬むのである。読んで字のごとく、血が出るまで咬むのである
早速、やってみたのだが痛すぎる!!(太股つねる、の比ではない)
涙が出るほど痛い!!(たしかに効果的!!)
しかも2日位は調味料がしみて、ごはんがおいしくない!!
(どこかのおチビさんが「この世は等価交換」って言ってたのを思い出した)
「そこまでやるか~」と思っている方もいるとは思うが
わたくしは「やる」のである!!
お客様の命を預かっている以上、やらねばならないのである!!
ふ~~運転代行業も大変なお仕事である。
誰かいい方法しってたら教えてね!!
第4夜 古希なカップル♪ [華麗なる酔っぱらい]
先日、居酒屋さんから代行依頼があり、到着し声かけ、お客さんを待ってると
出てきたのは年配のご夫婦に見えるお二人でした
お酒の席も良い席であったようで、お二人ともご満悦の様子!!
わたくしはふと「きっと同窓会か何かで久しぶりに旧友と酒を酌み交わしたのだろう・・・」と想っておりました(同窓会や同期会の時、人は本当にいい笑顔ができるものです)
駐車場まで移動しお客様の車に乗り込み、お帰り先を聞いたところ
おじいちゃん「運転手さん、○○ってゆうラブホテルしってる?そこまで行って」と
わたくし内心(Wow!!マジか、マジなのか)と想いつつ、冷静に「かしこまりました。」と
すると
おばあちゃん「すぐるさん(仮名)、今日は□□ホテルに行かない?」
すぐるさん「そういえば、さっちゃん(仮名)あそこ行ってみたいって言っとたな、運転手さん□□へ向かって!!」
(□□ホテルは県内でも人気ナンバー1のゴージャスなラブホテルである)
わたくし冷静に「かしこまりました。」
道中、お二人はいちゃいちゃしておりましたが、なぜかいやらしくなく、むしろ爽やかな感じを受けました(秋の夜長に金木犀が香るようなそんな感じ)
お二人のお話を聞いてると、言葉の端々に相手を思いやる様子が見え
わたくしもお二人さんみたいな夫婦になりたいな~と想っておりました。
わたくし、ちと気になって
わたくし「お客様、今日は遠方からおいでですか?」と
(代行料金が高いため、ホテルに泊まるのかと思い聞いてみました)
すぐるさん「男と女がラブホテルに行ったらやることは1つじゃろが」
さっちゃん「まぁ、いやですよ~」と
その後、お二人ともかなり気さくな方で、年をとった時の性生活のあり方(厳密にはやり方)を教えてもらいました。
(詳しくはとてもじゃないが書けない、ご想像におまかせ!!)
お二人さん、聞くところによるとご夫婦ではなく、御歳70歳になるそうで、同期生らしく
伴侶をなくされ、さみしく生活していた処、同期会(還暦祝い)で再び出逢い、現在に至るそうです
(今日は古希のお祝いを両方の家族でお祝いしてたそうです)
お二人さん、実は学生時代ともに初恋どうしであったが、なかなか言えず(ご時世だろうか?)
就職で地元を離れ、逢えなくなったそうな・・・
そんな折、同期会で出逢い当時の情熱がよみがえったそうです
お二人さんを見てると人生いろいろあったが、とても幸せそうで、見ているこちらが自然と笑みがこぼれるくらいに楽しそうでありました
わたくし、愛だ恋だは、いずれなくなるものだと思ってましたが、お二人をみてると
地球がグルグルまわっているのは、愛のおかげかも知れないと想う今日この頃でした。
ちなみに、すぐるさん、息子を元気にするには、お薬などの力は一切使ってなくて
呼吸法と、さっちゃんの若かりし顔だそうです(さっちゃんがはにかみながら、言ってました)
すぐるさん「人生、楽しんだもの勝ち!!」と笑顔で言っているのがとても印象的でした。
ごちそうさま
まけへんよ!!
第3夜 昼の顔と夜の顔 [華麗なる酔っぱらい]
皆さんは自分が酔っぱらった時の顔をきちんと見た事があるだろうか?・・・
もっぱら、昼は寝ているわたくしではあるが、たまに用事でお昼に街へでると声をかけられることがある
ほとんどが運転代行のお客さんであるが、顔が全く違うのである!!
夜見る顔(酔っぱらった)よりキリっとしているといいましょうか、オーラがあるといいましょうか・・・
とにかく最初は「誰?」と思うほどである
(頭の中は思い出すのにフル回転!!)
酔っぱらうとこうも筋肉が弛緩してしまうんだなぁと思う
よく泥酔する常連さんともなると声まで違い、まるで別人のようで
特に女性の方などギャップがありすぎて「ほれてまぅやろー!!」と叫びたいほどである
あと、しゃべり方も全然違う!!
代行中は横柄な物言いだったり、上から目線で喋るお客さんも
お昼はこんなに丁寧な話し方で「普段はこんな話方なんだな~」と感心することもたびたびです。
逆に、代行中は仲良く友人のようにお喋りするお客さんも、昼に会うと妙に敬語口調になりへんな雰囲気になることもよくあります
お酒の力って凄いですね!!
わたくしも、お酒の席で誰かが写真を取ってあとで見てみると「これ俺!?」と思うほどに別人になっていることもしばしば
皆さまも飲みすぎにはご注意を!!
第2夜 「お願い!!運転手さん!!」 [華麗なる酔っぱらい]
真夜中3時過ぎのことである・・・
30代後半、男性のお客さんを繁華街から運転代行開始、 友人も一緒に同乗し経由して帰ることになりました
聞けば友人と久しぶりに飲んだらしく、ふらっと立ち寄ったスナックもすごくよかったみたいで二人ともハイテンションで楽しげに会話を楽しんでいました
ふと友人が「奥さん元気?」と質問したところ
お客さん「ヤバ!!今日yes,no枕の日だー!!」っとやっちまった顔で言い放ち
すかさず「今何時?」と聞かれたので
(わたくしはお客様に上記の質問された時は心の中で「そうね、だいたいね~♪」といってほくそ笑みます)
「午前3時30分前です」と伝えました
すると二人とも「え!!もうそんな時間!!」と
(80%のお客さんがこの答え)
詳しく聞くとお客さん今日は、奥さんと週に一度のちょめちょめの日だったらしく12時までには帰る予定みたいで
お客さん「やべー、殺されるー、運転手さんいっしょにあやまってー」と
わたくし「またまた~そこまではできませんよ~」と
お客さん「だよね~」「はっはっは」と
和やかに車はすすんでいきました
友人も降り、お客さんの家に近づいてくると、お客さんだんだんそわそわしてきました。
どうやら家の電気がついているらしく奥様が起きている模様・・・
車庫に車を駐車して、お会計を終え帰ろうとしたその時!!
お客様いきなりの土下座!!「マジで一緒に誤って下さい!!」っと
わたくし「わたくしが行っても何にもなりませんよ」と
お客様「君が来るのが遅れて、車で寝てしまいこの時間になったと言ってくれないか」と
わたくし「えーーー!!」
土下座までしているのでやむなく二人で奥さんのもとえ・・・
奥さんにいろいろ説明した結果「代行さんありがとうございました、この人いつもこうなんです」と奥さん、怖い顔を出さないようにやさしく言い放ちお客さんの手を引いて家の中へ・・・・
静かな住宅街に響くカギをロックする音、わたくしは一人閉ざされた玄関に向かって手を合わせ、いそいで帰路につきました・・・
みんな約束は守ろうね (*^^)v っに!!
第1夜 「マジか!! おばさん!!」 [華麗なる酔っぱらい]
真夜中の2時過ぎの出来事である
20数キロの代行業務を終え、お客様を無事にご自宅へ送り届け20数キロ先の待機拠点へ戻る途中、片側3車線ある国道でのこと・・・
前方を走る軽自動車がちとふらつきながら走っている
後方から注意深く観察してみると、どうやら運転手は50代~60代のパンチパーマのおばちゃんらしかった
「まぁ深夜2時だしおばちゃん眠たいのかしらん~」とか思いながらそのまま後方について走行しているとだんだん速度が落ちてきた
片側3車線(60キロ規制の道)の一番右側を走行していたので、さすがに20キロぐらいでトロトロ運転されるとイラっとし、追い越しを試みようと思った瞬間、おばちゃんいきなり急ブレーキ!!
真夜中を切り裂くブレーキ音!!
暗闇を真っ赤に染めるブレーキランプ!!
うちら後続車両も急ブレーキ!!
「んにゃろ~」と思いつつ前のおばちゃん車両を見ると、なんと!!おばちゃん運転席から助手席に倒れこんだ!!
瞬間的に「病気?発作?ヤバっ!!」と思うと同時に相棒(運転代行は2人1組です)に「ハザード点けて、救急車に連絡ー!!」と言い放ち、すかさず前のおばちゃん車両へ・・・
「大丈夫ですかー?」と言いながら運転席のドアを開けると
「ぎゃぁぁー!!なによ!!」と飛び起きるおばちゃん・・・あれっ元気そう????
事情を聴いた結果なんと!!
ただ携帯電話を助手席側に落としただけだった。もう一度書いとこ
携帯電話を落としただけだった!!
そこでタイトルの一言につながるわけなんです!!
「マジか!!おばさん!!」
その後、「こうゆう場合は左側に車をよせて・・」だとか「そもそも走行中の携帯の使用はだめ・・」とか注意をすると・・・
「なんで!!話し中だったんだよ!!」と逆切れのご様子。
はぁ~(一気に脱力)
いろいろ説明はしたものの、けっきょく解ってもらえず去って行きました・・・
自己中なオバタリアンにはご注意を!!
20数キロの代行業務を終え、お客様を無事にご自宅へ送り届け20数キロ先の待機拠点へ戻る途中、片側3車線ある国道でのこと・・・
前方を走る軽自動車がちとふらつきながら走っている
後方から注意深く観察してみると、どうやら運転手は50代~60代のパンチパーマのおばちゃんらしかった
「まぁ深夜2時だしおばちゃん眠たいのかしらん~」とか思いながらそのまま後方について走行しているとだんだん速度が落ちてきた
片側3車線(60キロ規制の道)の一番右側を走行していたので、さすがに20キロぐらいでトロトロ運転されるとイラっとし、追い越しを試みようと思った瞬間、おばちゃんいきなり急ブレーキ!!
真夜中を切り裂くブレーキ音!!
暗闇を真っ赤に染めるブレーキランプ!!
うちら後続車両も急ブレーキ!!
「んにゃろ~」と思いつつ前のおばちゃん車両を見ると、なんと!!おばちゃん運転席から助手席に倒れこんだ!!
瞬間的に「病気?発作?ヤバっ!!」と思うと同時に相棒(運転代行は2人1組です)に「ハザード点けて、救急車に連絡ー!!」と言い放ち、すかさず前のおばちゃん車両へ・・・
「大丈夫ですかー?」と言いながら運転席のドアを開けると
「ぎゃぁぁー!!なによ!!」と飛び起きるおばちゃん・・・あれっ元気そう????
事情を聴いた結果なんと!!
ただ携帯電話を助手席側に落としただけだった。もう一度書いとこ
携帯電話を落としただけだった!!
そこでタイトルの一言につながるわけなんです!!
「マジか!!おばさん!!」
その後、「こうゆう場合は左側に車をよせて・・」だとか「そもそも走行中の携帯の使用はだめ・・」とか注意をすると・・・
「なんで!!話し中だったんだよ!!」と逆切れのご様子。
はぁ~(一気に脱力)
いろいろ説明はしたものの、けっきょく解ってもらえず去って行きました・・・
自己中なオバタリアンにはご注意を!!
タグ:おばちゃん
はじめまして!! [華麗なる酔っぱらい]
はじめまして!!
わたくし、運転代行業に就いて早7年、はじめは次の仕事に就くまでの繋ぎのつもりで始めた代行業が今ではすっかり板につき、いつの間にか本業となっておりますっっ
運転代行業なのでお客様は皆、酔っぱらっております。
人間酔っぱらうと表の顔が薄れ、本性が出てきます、この7年いろいろなお客様に出会い、いろいろなドラマがありました
このブログではそんな華麗な酔っぱらいさんに焦点をあて、面白おかしくご紹介してまいります
(だいたいノンフィクションだよ!)
まずは自己紹介から・・・
わたくし:男性 37歳 独身
とある県で代行業しております
身長168㎝ 体重77~87㌔を行ったり来たり(ぽっちゃりです)
イメージとしてはグルメリポーターのひこまろさんを思い浮かべてください
ポリシー「お酒の席が良くない席であったとしても、家に着くまでには良い気分にしてあげたい!!」
みなさまどうぞよろしく・・・
それでははじまりはじまり~