第6夜 接客業に天井なし!! [華麗なる酔っぱらい]
日付が変わる少し前、某居酒屋チェーンより代行依頼を受け、颯爽とお客様をお迎えに向かいました
お店に声かけし、待つこと10分ぐらい
お客さん(40代 男性)が出てきました
さっそく車のキーを受け取り、お帰り先を聞くと現在地より5,6キロ先の住宅街
車に乗り込み、エンジンをかけて、いざ出発!!
わたくし「ルートは○○号線を通って、ローソンから右に入っていく感じでよろしいですか?」お客さん 「うん、それでいいよ、よろしくね」わたくし「かしこまりました」お客さん 「あ、それとローソンで買い物していいかな?」わたくし「かしこまりました、それではローソンで一時停車いたします」お客さん 「よろしく~」
お客さんは安心したのか、その後すぐにおやすみになりました。
住宅街に入る処にあるローソンに到着、さっそくお客さんを起こすわたくし
わたくし「お客さん、ローソンに着きましたよ」お客さん「・・・」
なかなか起きない、あきらめずもう一度
わたくし「お客さ~ん、ローソンに着きましたよ~」お客さん「・・・う~~、もう着いたの?ちょっと待ってて煙草買ってくる」わたくし「かしこまりました、ここでお待ちしてます。」
すこしおやすみした為か、お客さんけっこう酔いがまわり、ふらふらで店内へ
お買い物を終え、車内に戻ってくるお客さん
お客さん「じゃー出発しようか、そこ右ね、少し行って左に」わたくし「はい、かしこまりました」
その後、お客さんの言うとおり住宅街を4,5回右左折を繰り返した後のことである!!いきなり!!
お客さん「ちょっとストーーップ!!ここどこ???」わたくし「はい!?」(目が点、言っている意味が解らなかった)お客さん「ここ俺ん家じゃねーよ!!どこ向かってるの!?」わたくし「すみません、お客さんのご指示通り走ってきましたが?」(トラブルにならないよう下手にやさしく言いました)お客さん「さっきのローソンに戻って!!」
理不尽である、全くもって理不尽である
でもお客様は、華麗なる酔っぱらいである。
こんなことで怒ったり、気落ちしても仕事にならない、根気強く接客しなければ運転代行は務まらないのである!!
再度ローソンに戻り、ふたたびお客さんの指示のもと住宅街を走りました。
お客さん「ストップ!!ストップ!!ここどこよー!!君、遠回りしてない?」わたくし「いいえ、お客さんの言うとおり走っているのですが・・・」(ここまできたら、お客さんが間違ってることを教えなければいけないのだが伝え方を間違えばトラブルになってしまうのである、つらいぜ接客業!!)(この時わたくしはもしかしたら、華麗なる酔っぱらいの悪い冗談かコントをやってて、ツッコミを待っているのでは、と思ったが眼がマジだ!!)
わたくし「お客様、よろしければご住所頂けますでしょうか、ナビでご自宅まで向かいます」お客さん「もういいよ!!ここで清算して!!」
ここで、清算してしまったら、わたくしの代行としてのポリシー(無事自宅まで送り届けること)に反するので、何とか食下り
わたくし「お客様、飲酒運転は犯罪です、なんとか私にご自宅まで・・・」(この時点でお客さん、自分が悪いことに気づいていたと想う)お客さん「もういいから!降りて!!」
その後2,3やり取りはありましたが、結局、途中で代行終了となりました。
もっと、わたくしの言い回しや態度がお客さんにとってソー・マッチなものであれば、気持ちよくご自宅までお送りできたのに、わたくしの接客対応を悔やむ一件でした。
この件以来お客様が、何を求めているのか?を追求する毎日です。
サービス業、接客業に天井無し!!
スポンサーリンク
2014-04-02 18:25
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0